今はまだまだ人生を語らず

好きなことや思ったこと、気ままにひとり言を書いてみようかな。

好きな時計 PAM01359

 パネライのルミノールアッチャイオ44㎜は、私が所有している時計の中で一番好きな時計だ。平均的な日本人サイズの私の腕には明らかにデカ厚だが、妙にしっくりと馴染む。パネライの黒文字盤の中で唯一のオールアラビアンインデックスというのも、他とは違うものを持っているという満足感を感じる。サンドイッチ構造の彫りの深い文字盤に青いスモールセコンドが映える。サンドカラーのインデックスと針も黒文字盤にしっくりとくるし、クッションケースも私の好みだ。大型のリューズガードは好みの分かれるところだが、私は個性的だと感じる。
 何よりもよかったのが、腕につけた時の装着感。純正のレザーベルトや付属しているラバーベルト、どれを使っても腕にぴったりと馴染んで窮屈でもだらしなくもない。まさにジャストな装着感。これは実際に手にしてみないと味わえない感じで、私は購入して初めてその真価を知った。
 加えてうれしいのが、ベルトの交換がとても簡単だということ。すべてのパネライ時計にかどうかは確認していないので知らないが、付属品の一つにベルト交換用の工具がある。これを使ってベルト近くの二か所の穴に工具を差し込むだけで、一瞬で(と言って過言でないほどたやすく)ベルトをはずし交換することができる。私はラバーベルトを主として使い、時々レザーベルトに交換して楽しんでいる。
 何という映画だったか忘れたが、ブラッドピットがお父さんから譲られたパネライ時計を悪者に奪われるという場面があった。映画の1シーン、ほんのわずかな時間でも映っていたパネライの存在感は圧倒的で、私がパネライを購入するきっかけになった。私がもしもすべての時計を手放す日があれば、一番最後に手放すのはこの時計で、したがって、息子には私が死んでから初めて譲ることになるだろうと思う。